ギター初心者が最初に買うべきエフェクターは何がいいのでしょうか。僕がそう質問されたとしたら、間違いなくBOSS BD-2(Blues Driver)をおススメしますね。
価格も安くエフェクターの入門機としても必ずと言っていいほど名前の挙がるエフェクターでありながら、多くのプロアーティストが使用するほどの名機で、圧倒的コスパを誇るBOSS BD-2。
今回はそんなBOSS BD-2の魅力を紹介していきたいと思います!
BOSS BD-2 使用アーティスト
- back number 清水依与吏
- SHISHAMO 宮崎朝子
- MO’SOME TONEBENDER 百々和宏
- くるり 岸田繁
- the pillows 山中さわお 真鍋吉明
- 銀杏BOYZ チン中村
- BUMP OF CHICKEN 藤原基央
- サカナクション 山口一郎
- andymori 小山田壮平
- Larry Carlton
- Eastern Youth 吉野寿
- NUMBER GIRL 田渕ひさ子
- Art-School 戸高 賢史
- ACIDMAN 大木 伸夫(オオキノブオ)
- GRAPEVINE 西川 弘剛
- チャットモンチー 橋本 絵莉子
- NICO Touches the Walls 光村 龍哉
※オリジナル以外のMOD版も含む
非常に多くのギタリストが使用していますよね。この使用アーティストの多さがBOSS BD-2の不動の人気を物語っています。
ただ、BOSS BD-2単体で使うというよりも、別のオーバードライブと合わせてブースター的に使っているアーティストが多いような印象です。
BOSS BD-2の特性上そういった使い方になるのは納得できますが、そういった点についても紹介していきます。
BOSS BD-2を初心者におススメする理由
早速ですが、BOSS BD-2を初心者におススメする理由は以下の5つです。
- 1台は持っておきたい「歪み系」の中で歪みのレンジが広め
- 1万円以下で手ごろに購入できてコスパ抜群
- BOSSペダルらしい操作性の良さ
- BOSS BD-2にしか出せないユニークなサウンド
- エフェクターとしては珍しい青い筐体
一つずつ紹介していきましょう。
1台は持っておきたい「歪み系」の中で歪みのレンジが広め
エフェクターの中で一番使用頻度が高いのは間違いなく「歪み系」と呼ばれるエフェクター(オーバードライブ、ディストーション、ファズ、ブースターなど)で、その中でも一番汎用性が高いのが設定次第でブースター的な使い方からリードギター用のファズ、ディストーション的な使い方もできるオーバードライブです。
曲調や使用アンプ、担当パートなどによってはずっとオンのまま使用することも多いオーバードライブですが、その中でも特に多くのアーティストに使用されているのがBOSS BD-2。
ブルースドライバーと銘打たれていますが、Gainを12時の方向より右に回すとかなりキツめの歪みになり、初めてオンにしたときは「ん、ブルース?」と思ってしまいます。
ところがそんなキツめの歪みを出せる一方で、Gainを9時~11時に設定するとオーソドックス(若干ハイが強め)なオーバードライブサウンド、7時~9時くらいでそこまで歪みを足さずに音を「底上げ」するようなブースター的使い方ができ、1台で3役くらいの働きをしてくれます。
以下の動画ではそのなかでもオーバードライブ的な使い方とディストーション的なサウンドが確認できます。特徴的なのは、どういった設定にしても音の粒が立っており、ピッキングニュアンスをしっかりととらえていること。そのあたりも動画で確認してみてください。
1万円以下で手ごろに購入できてコスパ抜群
初心者の方がいきなり高価なエフェクターを購入することはできませんよね?とはいえ、安くてあまりよくないエフェクターを買っても結局あとあと使わなくなって無駄になってしまうかもしれません。
そんななか、BOSS BD-2は1万円以下で購入できるエフェクターでありながらずっと使い続けられるくらいのコスパを誇っています。
機材にお金をかけることのできる多くのプロアーティストがそれでも使用機材として使い続けていることからも、安さに関係のないエフェクターとしての信頼度の高さがわかりますね。
BOSSペダルらしい操作性の良さ
エフェクターのペダルは「踏む」ことによって電源のオン・オフを行いますが、そのスイッチは主に「本体を踏み込む」か「銀色の丸いスイッチを踏み込む」かの2通りに分かれます。
(銀色の丸いスイッチ、は以下のようなもの)
BOSSのペダルは一貫して「本体を踏み込む」スイッチを採用していますが、BOSSのエフェクターはこのスイッチのおかげもあって、とーっても踏みやすい!
実は、このスイッチの踏みやすさって意外と重要なんです。
スタジオ練習の時、ちょっと靴を脱ぎたくなる時、ありますよね?(僕はあります)
ライブの時、暗いステージの上でテンションが上がり過ぎて、スイッチの場所がわからなくなる時、ありますよね?(僕はあります)
BOSS のエフェクターはどんな時でもグッと踏めて、オン・オフも間違いないタイミングで行うことができます。
もう一度言いますが、スイッチの踏みやすさ、大事です。
BOSS BD-2にしか出せないユニークなサウンド
BOSS BD-2は初心者におススメのエフェクターではあるのですが、オーソドックスなオーバードライブというわけではなく、かなり個性的なオーバードライブサウンドで、結構好みが分かれます。
最初使っていたけど使うのをやめた、という人も多いです。
というのも、特に高音がブリッとしており、設定や使用ギター・アンプによっては若干下品な音になってしまうことも多いんですね。それを抑えようとTONEツマミを絞れば、逆に鼻詰まりのような音になってしまうクセの強さもあります。
そういった特性もあり、9時~10時くらいのGainでブースター~緩めのオーバードライブ的な使い方が一番使いやすい。
ただ、逆に言えばこのBD-2にしか作れない音も。そのユニークさにハマれば、ギター人生の伴侶になり得るほどの最高なエフェクターでもあると思います。
エフェクターとしては珍しい青い筐体
個人的な好みかもしれませんが、単純に外観がめっちゃカッコイイ!
青い本体に黄色(からし色?)の文字。
かっこいいでしょ!
BOSS BD-2の魅力まとめ
本記事ではBOSS BD-2の魅力について書きました。
かくいう僕も初めて買ったエフェクターはBOSS BD-2でしたし、いまでもエフェクターボードに入れておきたい一台である、という思いは変わっていません。
そろそろエフェクターを買いたいけど、何を買えばいいかわからない!という方にとってこの記事が少しでも参考になればと思います。